澱のようなもの

三十路のオッさんの雑記帳として

追悼:ブサイククエスト 比較にもならないハプバーの話

貴方は知っているだろうか。ブサイククエストhttp://busaikuquest-busakue.com/)という伝説的なブログを。

 

合コンに笑いを。ナンパに笑いを。

ブス・チビ・小デブ(自称)のばかなべ氏とブサクエメンバーによる、決して容姿に恵まれないながらもトークや小道具、掛け合いなどを駆使し、徹頭徹尾笑いを追求しながらしっかり成果を残す唯一無二のナンパスタイル。

そして何より毎記事ごとの圧倒的な文章量と、それが流れるように読めてしまう面白さ。ときに挟まれる仕事論の深さ。女の子(=ブサモン)の表現。

どれをとっても他に追随するもののない、至高のブログでした。

 

2009年にスタートし、8年の歴史を誇り、数多くのばかなべファン・ばかなべスタイルを世に産み落としてきたそのブログが、惜しまれながらも17年8月をもって閉じられてしまうそうです。

自身のボキャブラリーの貧弱さが恨めしく、的確に表現ができませんが、ただただ本当に残念に思います。

氏のブログにはいつも笑わされ、奮起させられてきました。

同時に、ナンパに王道はあれど、結果を残すには他人のメソッドの空マネではなく、自らを知りスタイルをつくり研鑽を重ねることが重要と気付かされました。 (結局、大して研鑽できていませんが。)

 

既に大量にあった記事の大半が削除されており、2、3のエントリーを残すのみですが、それでも気になった方はぜひ、上のリンクから飛んでご覧になって頂ければと思います。

残った記事の「等価交換の話」。ためになります。

 

さて。

そんなばかなべ様と比較にもなりませんが、わたくしも細々と当ブログを更新していきたいと考えている所存です。

とはいえ昨今ほとんど活動しておらず実にネタに乏しく、また過去の記憶を掘り返したいと思います。

ハプバーの話ですね。

 

  

某日午後。 ふと急に仕事が面倒になったので、切上げて外出することにした。(割と自己裁量でいけるんですよ)

ただ、その日は19時から仕事関係の飲みが控えていたため家に帰るわけにもいかない。

ふと、前から存在は知っていたし良い噂も聞いていたお店(ハプバー)が近所にあることを思い出し、せっかくなので訪問してみることにした。

 

インターホン越しに初来店の旨を伝え、受付で保険証を提示し、(保険組合の記載をチェックし、警察等捜査機関の人間でないことを確認してます)入店。

アクリルのシャンデリアカーテンとダーク調の建具で奢侈に誂えられた空間は視界が通っていて、一目で店内の様子が見渡せる。広々としたフロアだったが人の姿はほとんどなく、静かな時間が流れていた。

店員に薦められるまま、カウンターへ着座。先客でたった一人、女性が杯を空けていて、それがレイナだった。

 

一つ間を空けて座り、様子を見る。レイナはカウンター内の男性スタッフと親しげに談笑しており、こちらが軽く曖昧な会釈をすると一瞥だけ寄越し、またもとの会話へ戻っていった。この店の常連であり、自分に需要があることが分かりきっていることが伺える態度だった。

正直、若くはないだろうし(推定30代半ば)、身体もやや豊満だった。ただ肩出しの黒いセットアップ姿に目鼻立ちのハッキリとした顔、隠そうともしない左手薬指のリングなどから何ともいえないフェロモンが出ているように感じた。

 

無理に話しかけて場を乱してもしょうがないと判断し、自分もカウンターの別のスタッフとしばらく当たり障りのない会話をしていた。

やがてレイナの話し相手をしていたスタッフが場を外し、少しの沈黙が訪れたタイミングですかさず声をかけてみた。

「よくいらっしゃるんですか?」

ストレートすぎるけれど、店内の静寂なトーンを乱さない自然な声かけを考えるとこれがベストだと思った。

「・・ああ、はい。」

素っ気無い。そうだろう。そうそうこちらに媚びてはくれない。

「僕、このお店は始めて伺ったんですが、素敵な雰囲気ですね。」

「そうですね・・・」

「他のお店なども行かれます?」

「昔は●●とか行ったけど、最近はここと△△くらいかな。」

「●●ですか。あそこも雰囲気いいですよね。でも個室がちょっと・・・。

 ここの個室はどうなんです?」

「ここは、割と広いですよ」

会話を繋ぎながら、言外に自身もハプバー経験がそれなりにあることを匂わす。同時に、相手もきちんとハプニングを行うことを確認。

見た目通り、ハプるんだね。じゃあ、あとはお眼鏡に適うかどうかだ。

その後の会話で、彼女には年上の旦那がいること。その旦那ともよくハプバーにくること。 (旦那と来る店は△△らしい)

複数もよくやるなど、生粋のハプ好きと判明。

ところが、

「今日はもうそろそろ帰る時間だし、ハプニングはしないよ」

とその後の会話のなかでハッキリと言われてしまった。ガーン。

 

仕方がない。無理といわれているものを強引に押し通そうとするのは見苦しいし、相手も良い気分にさせない。ここは引き下がって、会話を楽しもう・・・とシフトチェンジ。

互いの過去のハプニング話やプレイスタイル(Mらしい)、キスで相性が分かるなど地下らしい話をしてひと段落したところで、レイナが

「じゃあ、今日はエッチしないけど、おっぱいは見せてあげるよ」

と、唐突に言い出した。

断る理由もなかったので「お願いします」と返事をすると、上着をめくってブラを外し、おっぱいを見せてくれた。

 

自ら進んで見せるだけあって、全体的なボリュームがありながらも色白で、乳輪のサイズ感などもバランスが良い。

「触ってもいいですか」と聞くと「それはダメ」というので、「せめて、じゃあ、二の腕フェチなので二の腕触らせてください」と懇願する。視界の端でノースリーブがずっと気になっていたのだ。フェチは出まかせだったけど。

レイナは一瞬考えたあと、「うーん、それなら・・・」と、触ることを許してくれた。

 

両手で、骨董品の壷を鑑定するような感じで恐る恐る、包むように触れる。もち肌だった。むっちりしていて、とても触り心地が良い。

思わず顔を近づけ、においを嗅いだ。香水かなにか、良い香りだった。

レイナは嫌がるそぶりをみせない。少しだけ舌を出して、ペロッと舐めてみる。ほのかに汗の味がした。さすがに「ちょっと~!」と軽く怒られる。

 

いったん顔を離し、相手の顔を見て「つぎはワキを舐めさせてください。ワキもフェチなんで。」と堂々と言ってみる。

何を言っているんだと思うが、なんかその時はそんな気分だった。ワキを舐めたいと思った。

レイナも

「えー!・・・ちょっと。えー?」

と困りながらもまんざらではない様子で、今日ケアしてきたっけかなとか言いながら自分で確認して、おしぼりで少し拭ったあと、腕をあげて「いいよ。」と言ってくれた。

 

ワキに鼻を近づけ、軽く嗅いでから舐める。おしぼりの匂いと、無味。・・・そうだよね、そんなもんでしょう。

唇でハムハムと噛むようにしながら、ワキから二の腕の内側へ移動した。視界の端で「(ふんっ)」と小さく息が漏れる音がした。

顔を離し、レイナと一瞬見つめあったあと、そのまま流れでキスをした。

最初から舌がからまり、唇で唇を噛みあった。キスはすばらしく気持ちよかった。

十秒くらいキスしていたと思う。

唇を話したあと、レイナが「・・・いいかも」と呟いた。僕は先ほどの会話でレイナが「キスでセックスの相性がわかる」と言っていたことを思い出した。

 

ももあたりを見つめながら「次はそのあたりを舐めたい」と言った。

僕としては太ももアウトサイドのあたりを指して言ったつもりだったが彼女は別に(インサイド側と)受け取ったらしく、「じゃあ、ここではさすがに無理だし個室に入ろうか」と言うのでありがたく受け止め、そのままスタッフへ伝え個室へ流れ込んだ。

 

部屋に入り、後ろ手で扉を閉めた瞬間、フタをしていたボルテージが一気に沸騰し、互いにむさぼるようなキスをした。唇と舌を絡めたまま崩れ落ちるように床へ落ち、身体をまさぐりあいながら服を脱がしあった。 

その後のプレー内容の詳細までは逐一覚えていないけれど、とにかく「どちゃくそエロかった」ということと、「乳首噛んで~」って言われて噛んだら「もっと強く!!」って怒られ、跡がつくほど噛んだらめっちゃ感じていて、超興奮したことは記憶に残っていますね。

噛んだりクンニしたりと奮闘したものの、挿入については相変わらず早漏のため秒で終わってしまったのが残念です。

 

プレー後、僕は飲み会に行くため店を出ましたが、彼女は(たぶん僕らがプレー中に入店してきた)別の若い男性のところへ擦り寄っていってて、

「(帰る時間だったんちゃうんかい!!!!)」

と心の中でツッコミました。

 

 

そんなわけで、久々のハプバーネタでした。

この出来事はたしかちょうど1年ほど前のことでした。

今日、たまたま休日出勤でこのあと件の店の近くへ行くので、ついでに寄ってみようとも思いましたがスケジュールが押してしまい、どうやら本日の訪問は難しそうです。無念。

 

さて、冒頭にネタが乏しいと書きましたが、早々にたなぼた的にネタが振ってきましたので、次回はその話になるかと思います。

 

それでは。今後とも宜しくお願いします。