澱のようなもの

三十路のオッさんの雑記帳として

三十路の既婚ゲスがハプバーで(略 4

(ワーン、ツー、1、2、3、4!!)
ジャッジャッジャジャジャン
ジャジャジャジャン
パァン!(シンバル)

Twitterのフォロワーを増やしたいー
Twitterのフォロワーを増やしたいー
Twitterのフォロワーが例えばーー、4ケタに増えたらー
「おはよう」だけで12ファボくらい貰ってー
今朝のコーデ自撮りは40RTくらいされてー
アルファと気さくにリプライを交わしー
たまにヒネったことを言ったら通知が鳴り止まない♪

ワァオ!!

以上、脳が低血糖のナマコみたいな状態で考えた推敲なしの歌
Twitterのフォロワーを増やしたい」でした。
中村さんみたいにコンテンツになって楽しくofpkしたい。

さて。うんこみたいな前置きはさておき。
前回の続きです。
某大箱のHPB(ハプバー)にて出会ったインディ(僕)とアイ。
第一印象は悪くない手ごたえだったものの、二の手が継げずに時ばかり過ぎる。
果たして二人の運命は・・・?

 

 

僕とアイがブースで語り始めてから、1時間は経とうとしていた。
相変わらず僕はアイと手を握りあいっこして会話をしながら、奥の小部屋へ誘うタイミングを計りかねていた。
するとそこへ、見知らぬ男がひょこひょこと酒を持って現れた。
「すみませ~ん。ここ良いですか~?」
あまりに唐突な来訪に、僕もアイもきょとん、としながら
「ああ、はい」だのモゴモゴと返事を返すとすかさず、男はアイの正面に座った。
そのときの席図はこう↓だ

男● |机 | ○アイ
   └──┘ ●インディ

男は席について乾杯をすると、ベラベラと喋り始めた。
中肉中背でメガネ、色白。30代半ばくらいに見えた。
何となく見た目の雰囲気からねずみ男が想起されたので、これからはねずみと呼ぶことにする。

ねずみはそれほど酔っているようには見えなかったが、アイのランジェリー姿をセクシーだのなんだの褒めそやしながら、会話の合間にテーブルの下に顔をつっこんで下半身を見ようとしてきたり、身を乗り出してブラの中に手を入れようとしたりするなど、コミュニケーションのとり方がかなり異様だった。
アイはそれらの行為を笑って「やだぁ」なんて言いつつも、しっかり拒否していた。
もちろんその他に話もしたのだが、ねずみが会話の合間に差し挟む上記の行為が強烈で、
記憶から霞んでしまっている。

ハプバーにこの手の勘違いした単男は割と多くいて(特にウェイ系の店)、とにかくエロいアプローチをかけ続けることで雰囲気を作ろうとしてくる。ksrp男子のリアル版みたいな存在と思って頂ければ幸いだ。
恐らく遠めに僕らのブースを見たとき、アイが下着姿なのでエロいノリを受け入れてくれると思ったのだろうし、僕の押しが弱くなかなかアイにハプニングを切り出せないのを察して、あわよくば自分が頂いてしまおうと考えたのかもしれない。
ただ、そのノリはこの店の雰囲気にはミスマッチすぎたし、それまで静かにムードを高めていた僕とアイにとっても歓迎すべき闖入者ではなかった。

ねずみはそれなりのハプバー経験者で自称「打率5割」と豪語していたが、その挙動不審さからアイとは「どう見ても怪しいよね」と語り草になった。
(因みに、話の筋と関係ないが、いまでは個人的にこの“打率”という表現は好きではない。僕らはハプバーに“セクシーなアクシデントがある非日常”を楽しみにきているのであって、無闇に“誰とでもセックスをしたい、酒を飲ませて無理やり雰囲気をつくってでも押しに押しきってヤりたい”という姿勢は一方的というか、男の独りよがりに感じる。
受け入れる女性は少ないだろうし、よしんば受諾されたとしても、そこで行われるセックスはきっとオナニーと大差ないだろう。
男女の性差に立場の強弱はなく、互いに興味がある者同士が、楽しいセックス・気持ち良いセックスを“造ろう”という意識が大事だと思う。それはインスタントにセックスが扱われる場所においても同様だと考える。すんません閑話休題でした。)
ことごとくエロアプローチを断られたねずみはそれでも愛想笑いを崩さず(その辺のメンタルの強さは僕も見習いたい)、ついに「3人で奥に入りましょうよ」と切り出してきた。
アイは「私は複数は絶対ヤダ」と頑なに拒否し、「じゃあ2人で」と二の句を継いできたねずみに対し、「じゃあインディと行く」とガッツリ断っていた。
すごすごと席を去るねずみの背中を尻目に、僕は心のなかで(ナイスアシスト…!)と御礼を言った。

再び二人きりになり、僕はアイに、きっぱり言ってくれてありがとう、ということと、僕もアイと奥に入りたいと思っていた、という旨を伝えた。
アイはそれに応えながらも、「私もそう思うんだけど、もう…」と時間を気にしていた。確かに、ねずみ対応をしている間に残り時間は40分程となっていた。
仕方ない。僕がもっと早くアイに意思を示していたら、二人の時間はゆっくり持てたのだ。
「最後までしないとモヤモヤ残っちゃうよね…?」
と気にするアイに対し
「大丈夫。はっきりしなかった自分が悪いし、
今日はアイとキスしたり、いちゃいちゃするだけでも十分だよ」
と返すと、
「えらいぞーー」
と頭をクシャクシャされた。

そうして僕らはプレイルームへ入った。
時間がなかったので、シャワーも浴びなかった。
プレイルームの扉を閉めるや否や、バスタオルを傍らに放り、僕とアイは立ったまま激しく抱き合って唇を重ね、舌を絡めあった。抑圧されていた欲望が、一気に開放された瞬間だった。
キスを何度も繰り返しながら、僕はシャツを脱ぎ、アイの臀部を両手でつかみながら全身を密着させた。僕はもうバッキバキに勃起していた。
アイの手がスルスルと、僕の下に伸びた。そのままズボンの上から撫でるようになんども捏ねられた。僕もアイの尻の手をパンツの中に入れ、秘所の様子を確かめた。
びっちゃびちゃだった。
アイは事前に「自分は声が出ないほうかも」「濡れにくいかも」と予防線を張っていたが、声交じりの吐息がすっごくセクシーだったし、めちゃくちゃ濡れていた。

そのままマットにアイを寝かし、僕もズボンを抜いだ。
さっきまで約束していた、ソフトないちゃいちゃなどどこかへ行ってしまった。
アイの耳もとに唇を近づけ、吐息をかけながら軽くキスをした。いい声が出た。
そのままうなじや鎖骨に跡が残らないような軽いキスを連続させながら乳房まで降り、乳首まわりをソフトに円を描くように舌で舐め、溜めたところで乳首を舌先で転がすと、さらに大きな声が出た。

「どこが気持ちいい?」
自分はMだ、と事前にアイに聞いていたので、少し言葉攻めをしてみようと思った。
「…乳首…」
「もっと大きな声で言ってみて」
「乳首です」
「すごい立ってるよ」
「恥ずかしい…」

そのまま乳首を交互に舐めつつ、たまにキスをし、右手はアイの下を弄った。すでにびしょびしょだったのでクリを探して、指先とクリの間に潤滑液が残るような感じでピンピンと跳ねるように人差し指を動かすと、アイの声がいっそう大きくなった。
やがてひろがった膣内に指を入れ、内壁のザラついたところを探し、トントンと叩きつづけるとアイの声は叫ぶようになった。
「アッ…ア”ア”ッ!!!」
「どこが気持ちいいの?」
「オ○ンコが気持ちいです 」
グッと力を入れる。
「もっとおっきな声で!」
「オオ~~オ○ンコ~~~~!!!」
口を塞ぐように、ディープキスをした。涎がダラダラと垂れた。

この瞬間が最高に気持ちよかった。
ソフトSの僕と、ソフトMのアイの、プレイスタイルがぴったり合っていた。
その後もアイは大きな声であえぎ声や淫語を垂れ流した。
ルームの外にも聞こえていただろう。

やがて完全に昂ぶった僕達は挿入にうつり、
相変わらず早漏の僕もお酒の力で多少の頑張りを見せたあと、
思いっきり腰をアイに打ち付けて、果てた。
互いに息が荒かった。

気づけば刻限が迫っていた。
本当はここからゆっくり、息を整えながらいちゃいちゃしたかったが、そういう訳にもいかず、長いキスをしてから着替え、ルームの外にでた。
互いに名残惜しいものを感じながらも、アイに先にシャワーを浴びてもらい、出口まで見送ったあと僕もシャワーを浴び、そこから数杯お酒を飲んで、終電で帰った。

どんな場面でもそうかもしれないが、ことハプバーでも時間の使い方は大切だ。
僕がもっと早くアイを連れ出せていたら、より多くの時間を二人で快楽を追求することにつかって過ごせたかもしれない。
時間に追われたセックスは、義務のようでどこか集中できない。今回はたまたま、短時間でも良い快感のキャッチボールができたと思うが、毎回そうはいかない。

諸々反省しながらの帰途だった。

因みにそのあと、1度だけ同じお店でアイと会ったことがある。
1ヶ月ほど経ってからのことだ。
その時はアイはカップルでお店に来ていた。セフレを連れてきていた。
軽く3人で話をしたけれど、セフレの彼がアイを離したくなさそうだったので打診はせず、「楽しんでね」
とだけ伝えて席を立った。
アイが耳元で
「ホントはまたしたかったんだけど、ごめんね。今度また、しようね」
と囁いてくれたのが嬉しくもあり、また寂しくもあった。

ハプニングも一期一会だ。いくら後で反省しようとも、時は戻らない。
せめて、次に同じ後悔をしないよう、いろいろ学んでいこう。
そう思った。